そして、彼女と話し合った結果・・・
1ヶ月だけ猶予期間を設けて、
俺は、結論を出すことになった。
俺は、数ヶ月後には、
正式に婚約予定でスケジュールを組んでいたし
挨拶済みの両家に話すとしても、
熟考した結果でなければいけないだろうと…
別れることを示唆したところ、
彼女が物凄く動揺し、
泣いてすがって、落ち着かせるのにかなりの時間がかかった。

一つ一つ確認していったのだが、
病院に行ったのは、
俺と同棲を始めてからだそう。
俺との生活がトラブル続きだった事から
ネットで色々と検索し、
発達障害の可能性があると思って受診したと…
ただ彼女が行っているクリニックは、
確定診断をせず、
「ADHD傾向あり」
で薬を処方されているらしい。
きちんと診断を受けたい場合は、
大学病院など専門の病院にいく必要があると…
彼女はこの事を両親にも相談済みだった。
両親も幼い頃から、
彼女が人と違う部分には気づいていたみたい。
でも、人並みに生活しているから、
個性の範疇と認識していたらしい。
あと、
「必ず○○くん(俺)に報告しなさい」
と両親は言っていたそうだ。
自分の口から説明するからと
御両親には言いつつも、
言い出せないまま今に至ってしまったと…
話を聞くと、当然だが
彼女は彼女で頑張っているんだ。
掃除も料理も物凄く苦手なのに、
俺のために頑張って勉強していたみたい。
同棲前は俺が来る時間に合わせて、
前日から準備をしていたらしいのだが
毎日人といる生活だと準備時間がなく、
諸々のことが回せなくなってしまったと。
ちなみに彼女の幼い頃のエピソードがあって…